バイオリンと身体の仕組み
良い天気に誘われて、近所の公園で読書をしました。
買ってからなかなか開く時間がなかった本です。
『ヴァイオリニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』
ジェニファー・ジョンソン著 小野ひとみ・高橋由美 監訳 木村玲子 訳
春秋社
井桁ギター教室の井桁典子先生に教えて頂いて購入しました。
バイオリンを弾くときに、身体の各パーツでどんなことが起きるかが、詳しく書いてあります。
公園でこの本を読みながら、腕を伸ばしたりひねったり、肩を上下させたりして身体を
動かしてみました。
この本は、身体のパーツを骨組みや筋肉図から解説しているので、私は読み進めるのにはかなり
気合と集中力が必要で。。 家でうんうん唸りながら読むよりも、せっかく天気も良いし、気持ちの良い
公園で読もう! と思った次第です(^_^;)
気持ち良い水路の流れの音、遠くで子供が遊ぶ声、鶯の鳴き声と子供の泣き声を聞きながら
読んでみました。
一番実感したのが、バイオリンを弾く時の立ち方についての話です。
身体の芯の周りでバランスをとる、ということです。 立つ時に、耳奥の顎関節、肩関節、腰椎、
股関節、膝関節、足首の関節を 横から見たときに一直線になるように気を付けるのです。
試してみますと。。。
長年、頸椎がついつい力んでしまっていたのですが、この立ち方を取り入れてみると
まず頸椎が楽だと感じました。 ついでに、左上腕の力みに気づきました。
気づいたということは、今までは力んでいたことに鈍感だったのでは、と思います。
力みが抜けてきたので、運指が今までよりも楽!
ただ、気を付けていないと長年の構え方に戻ってしまいますね~。
一度知った「頸椎が楽で良いんだ。 左上腕が楽で運指が軽くて良いんだ。」という
ヨロコビは、忘れられるもんじゃァありません。
じっくりと時間をかけて、良い立ち方と 良いボディバランスを身に着けていきたいと思います。